プロについて。

 

なんか色々話題に上がっていることについて、違和感を感じまくって仕方なかったので自分なりの意見を書きます。

 

異論反論多々あるかもしれないので、それを覚悟で書きます。もし意見の相違があっても、「あぁ、なんか言ってるなぁ。自分はそう思わんが。」くらいに思っていただければ幸いです。

 

チームのことについて書いたあとに割と過激目な記事を書くとチーム印象が悪くなる可能性がありますが、これは私個人の意見であり、Dotsのメンバーの誰の意見でもないということを前提で読んでください。なので文句あったらMintまで。

 

まずそもそも、前提の話。プロゲーマーとは何か。というグレーな話をするので、この時点で「は?」ってなる方が多いかも知れません。しかしあまりにもShadowverseのプロリーグを見る上で、プロゲーマーについての知識が薄いのか偏見なのか。わかってないなぁと思う人が多かったので、私なりの意見を述べさせていただきます。

 

まず前置きとして、日本で言われる「プロゲーマー」の捉え方には大きくわけて2つあると考えます。

 

1つめは「ゲームをプレイしてお金を稼いでいる人。」です。専業のストリーマーや、ゲームタレントを指して使われることが多いです。日本ではまだまだこの考えの方が多く、プロゲーミングチームに所属していれば、ストリーマー部門だろうがなんだろうがプロという考え方です。

辞典を引くと、プロとは、《「プロフェッショナル」の略》ある物事を職業として行い、それで生計を立てている人。とあるので、日本語的には間違ってはないと思います。

 

2つめは「競技シーンの第一線でe-Sportsのアスリートとして活躍している人」という考え方です。まずこの考え方は日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、格ゲーやFPSなど、他ジャンルに比べて早めに国内からプロを輩出しているジャンルのプロに詳しい方や、海外e-Sportsに興味のある方なら当たり前の考え方だと思います。

 

私が「プロ」であると考えるのはこの2番です。

競技シーンにおいて、勝つために尽力し、勝ちに貪欲に徹底的にこだわり、人生を掛けて努力する人間を私はプロゲーマーだと思っています。

 

そう。まさにアスリートです。

オリンピックの日本代表はメダルを取るために周りの誰よりも努力します。今話題のW杯日本代表もそうでしょう。

そういう人達に皆さんは何を求めますか?

エンターテイメント性でしょうか。

はたまた勝利でしょうか。

 

「日の丸を背負う」となると

話が飛躍しすぎているかもしれないので

もっと身近なプロで例えてみます。

 

プロ野球ではどうでしょうか?

自分が応援しているチームが試合をしているとします。面白い試合をしろ。ついでに勝てればいい。

みたいな考え方をするでしょうか?

現地まで観戦に行って、せっかくなら面白い試合が見たい。という考えが生まれるのはわかりますが、前提にあるのは勝ってほしいという気持ちではないでしょうか。

1位のチームに「にわか」ファンが湧き、

6位のチームには湧かないのは何故でしょうか。

 

理由は単純です。

スポーツにおいてファンが第一に望むことは「勝つこと」なのです。

 

 

これはe-Sportsにおいても同じことが言えると思います。「勝つこと」が前提であり、勝たなければいけないのです。

 

そもそもの話が元々プロゲーマー=賞金稼ぎだったので、なおさら勝つことが全てだったのです。賞金を取らなければ食いっぱぐれる。これは活動を支援するスポンサーが付いても同じことで、「定期的に勝つ」という求められていることができなければ、契約を解除。または更新してもらえない。

そんなことになったら生活できません。

 

だから皆勝つことに必死なのです。ファンを獲得するため。獲得したファンを納得させるため。そして何より自分自身がゲームで食べていくためには勝たなければいけないのです。(以下名言。

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これが私の考えるプロゲーマーの定義です。

 

月収制のプロリーグという形式自体が初見なので全てが当てはまるかと言われればそうでは無いと思いますが、当てはまる部分も多いかと思います。

実際、プロ選手は皆さんこのような考えを持っておられ、日々勝利に邁進しているものであろうと考えています。

 

ここまで否定的な意見ばかり述べましたが、

第一優先されるべきが勝利であり、

次点で優先されるべきがパフォーマンス性であると思います。パフォーマンス性もファンの獲得、定着には重要なファクターです。

現に、今世界一と言われているプロゲーマーのNinjaはこの両方を兼ね備えているからこそ人気があると感じます。

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彼は世界トップクラスの実力を持つプロゲーマーでありながら、世界で1番人気のストリーマーでもあります。ある記事によると、配信業の月収は50万ドル(約5500万円)だと言われています。

彼は数々の大会に優勝するほどの腕前の持ち主でありながら、プレイスタイルは「見せプ」のオンパレード。配信映えするパフォーマンス性の高いプレイと、世界トップクラスの実力を誇っている彼こそが、プロゲーマーの目指す真の姿ではないかと思います。

 

まとめ

確かに見る人が不快に思ってしまうのであればある程度の改善が必要かもしれません。しかしながら、第一優先事項が逆転してはいけないと思います。私たちが見たい試合はボクシングであり、プロレスではないのです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

以下は愚痴に近いので、自己責任でご覧ください。

 

 

 

 

勝ちに貪欲でない人や、練習不足なのかなと思わせるプレイをする人を叩く癖に、勝つために与えられたものをフルで使って、何が何でも勝ちに行こうとする姿勢が見える人すらも叩くのはどうかと思いますね。僕個人的には。ね。